篆書体(てんしょたい)

秦の時代、始皇帝の全国統一の際に成立したとされます。最も歴史のある書体と言えるでしょう。実印には一番お勧めです。
篆書体

古印体(こいんたい)

日本独自の書体です。古くは倭(やまと)古印体と呼ばれたそうです。線の太さに細い部分(虫食い)があったり、線の交差する部分が緩やか(墨だまり)で、独特の味があります。はんこらしい書体であるうえに読みやすい書体です。
古印体

隷書体(れいしょたい)

秦の時代、役人(隷)に用いられていました。後の漢の時代に多く使われるようになりました。やや平たいのが特徴です。
隷書体

楷書体(かいしょたい)

四世紀以降に隷書より発展しました。きっちりとしてますが柔らかみもあり一番読みやすい書体です。
楷書体

行書体(ぎょうしょたい)

「くずし過ぎた草書と、楷書との中間の書体として成立した」、または単純に「楷書をくずして出来た」など諸説あるようです。優雅な書体です。
行書体

印相体(いんそうたい)

古くは十四世紀頃、安倍清明の子孫、安倍有宗が印を見て吉凶を占ったことが始まりとされます。現代は易学や姓名学などと関連付けられているようです。当店では占いのような事はせず、単純に文字のデザインのひとつとしてこの書体をご用意しております。
印相体